経済産業省が14日発表した7月の第3次産業活動指数(2010年=100、季節調整値)速報値は、前月比0.2%上昇の103.3だった。プラスは2カ月連続で、基調判断を「横ばい傾向」に上方修正した。経産省は7月の統計から、指数の基準を2010年に移行。併せて業種分類の見直しも行った。
業種別でみると、指数の上昇に最も寄与したのは卸売業(0.8%上昇)だった。電気機械器具の好調を受け、機械器具卸売業の伸びが大きかった。小売業は1.0%上昇した。ガソリン販売が伸びた燃料小売業が押し上げに寄与した。
一方、事業者向け関連サービスは1.8%低下した。土木・建築サービスや機械設計の低調で、技術サービス業の下げ幅が大きかった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕