日本商工会議所の三村明夫会頭は16日午後の記者会見で、減速感が強まる中国経済に関して、2桁の成長率が続いていた中国の高度成長時代に触れ「そんな時代は終わった。明らかに(習近平政権が掲げる経済成長率目標の)7%、あるいはそれ以下の成長経済にシフトしているということだろう」との見方を示した。
そのうえで「日本がそうだったように、高度経済成長が中成長経済に移り変わるのに伴って、軟着陸をぜひともしてほしい」と語った。「短期間に変わるのは非常に難しい。時間はある程度かかるが、やらなければいけない」と述べ、中国経済が安定した成長路線を目指すことが望ましいとの認識を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕