菅義偉官房長官は16日午後の記者会見で、米連邦準備理事会(FRB)が16~17日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)について「他国の金融政策にコメントすることは控えたい」とした上で、「経済動向に応じた適切な対応が取られることを期待したい」と述べた。市場ではFRBが事実上のゼロ金利政策を解除し、9年ぶりの利上げに踏み切るかどうかが注目されている。
日本経済については、企業収益が過去最高水準にある点などを踏まえ「回復基調にあるという認識は全く変わっていない」と指摘。「米国の金融政策が世界経済に影響を与えることも事実」と語り、「引き続き経済や市場の状況を注視しながら、万全を期していきたい」と話した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕