経済産業省が30日発表した8月の商業動態統計(速報)によると、小売業販売額は前年同月比0.8%増の11兆5480億円だった。プラスは5カ月連続。小売業販売額は季節調整済みの前月比では横ばいだった。
業種別では機械器具が4.8%増、織物・衣服・身の回り品は4.5%増、自動車は3.8%増だった。経産省は小売業の基調判断を「一部に弱さがみられるものの横ばい圏」に据え置いた。
百貨店・スーパーの販売額は前年同月比2.6%増の1兆6057億円だった。増加は5カ月連続。既存店ベースの販売額は1.8%伸びた。既存店のうち百貨店は2.7%増、スーパーは1.4%増だった。
コンビニエンスストアの販売額は5.5%増の9961億円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕