長野県飯田市の温泉施設駐車場で男性が射殺された事件で、県警は9日までに、男性を拳銃で撃って殺害したとして、殺人の疑いで、同市八幡町、指定暴力団山口組系組幹部の有賀健一郎容疑者(48)を逮捕した。
逮捕容疑は6日午後0時40分ごろ、飯田市上殿岡の温泉施設「湯~眠」の駐車場で、住所不定、無職の男性(43)の頭を拳銃で撃ち、頭蓋内損傷により死亡させた疑い。
県警によると、有賀容疑者は男性と面識があったとみられる。8日午後10時ごろ、弁護士と飯田署に出頭してきた。既に現場周辺の防犯カメラの捜査などから有賀容疑者が浮上していたという。
捜査関係者によると、男性は山口組から分裂した「神戸山口組」傘下の組織へ加入しようとしていたとの情報もあり、県警が確認を進めている。〔共同〕