来年5月に三重県で開催される主要国首脳会議を県が官民で支援する「伊勢志摩サミット県民会議」は13日、同会議のシンボルマークを発表した。2008年の北海道・洞爺湖サミットのロゴマークの作製に関わった三重県四日市市在住のデザイナー、近藤敦也さん(26)が県の依頼を受けて製作した3つの作品の中から、県民投票などを経て決定した。
決定したのは、手をつなぐ2人で次世代のつながりを表現したマーク。「サミットを一過性にせず、成果を次世代につなげたいという思いから作製した」(近藤さん)
9月25日~今月1日にインターネットなどを通じて実施した県民投票には計3577の投票があり、同案が最多の約44%の得票を集めた。県民会議会長の鈴木英敬知事ら役員約20人が最終的に選考し、正式決定した。
近藤さんは「シンボルマークのように、人々のつながりを世界に広げ、三重県がグローバルな地域として発展してほしい」と話した。