九州運輸局がまとめた7月の九州の外国人入国者数(クルーズ船の乗客含む)は前年同月比77.2%増の29万4828人だった。記録の残る2007年以降で、単月としてこれまでの最高だった6月の22万1961人を大幅に上回った。クルーズ船の乗客は12万6482人と、前年同月の3倍超に膨らんだ。
国・地域別統計(クルーズ船除く)をみると、韓国から32.9%増の9万2470人、台湾から35.1%増の2万7601人、香港から67.6%増の1万3595人が入国した。中国からは21.7%増の1万6681人だった。国・地域別統計のないクルーズ船の乗客も大半は中国人とみられる。クルーズ船の増加を反映し、博多港での入国者は2.1倍の8万8202人に達した。
九州への外国人入国者は4月に初めて20万人を突破し、4カ月連続でこの水準を超えている。