ハウステンボス(長崎県佐世保市)は19日、テーマパークに隣接するレストランで地場食材発掘懇談会を開いた。地元の佐世保市、波佐見町や佐賀県の有田町、伊万里市などの食材を使ったメニューを沢田秀雄社長や各自治体の首長らが試食した。同レストランでの提供を検討する。
沢田社長は「知らない食材もあった。地域の食材に特化したレストランを福岡や東京などに出せば面白い。輸出も手助けしたい」と語った。
同社は出席した首長に電動二輪車「エアホイール」を観光振興に役立てる提案もした。中国メーカー製で立ち乗り電動二輪車の「セグウェイ」に似た外観だが、座るタイプや一輪車もある。同社は9月からパーク内で来場者向けに体験コースを開いており、立ち乗り型は販売もしている。
懇談会はほかに長崎県平戸市、松浦市、佐賀県嬉野市、武雄市が参加した。伊万里牛の岩塩包み焼きや平戸産うちわえびの味噌汁、佐世保の九十九島のとらふぐの刺し身、武雄産のイタリアントマト、嬉野の温泉湯豆腐などレストランのシェフが30の食材から18品目を作った。