大阪・心斎橋の御堂筋で昨年6月、ワゴン車が暴走し男女3人が重軽傷を負った事故で、大阪地検がワゴン車を運転していた男性会社員(66)を近く自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)罪で在宅起訴する方針を固めたことが21日、捜査関係者への取材でわかった。
男性会社員には糖尿病の持病があった。同地検は、低血糖状態に陥り運転に支障が生じる恐れがあったのに運転したと判断したもようだ。
事故は昨年6月30日に発生。大阪市中央区心斎橋筋2の交差点で、男性会社員のワゴン車が車2台と自転車に相次ぎ衝突し、男女3人が重軽傷を負った。
男性会社員も軽傷を負って入院。大阪府警は回復を待って昨年7月、同法違反(危険運転致傷)容疑で逮捕した。同地検は処分保留で釈放し、任意捜査を続けてきた。