日銀は30日に開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を賛成8反対1の賛成多数で決めた。「マネタリーベース(資金供給量)を年80兆円に相当するペースで増やす金融市場調節を続ける。反対したのは木内登英審議委員の1人で、国債買い入れを年45兆円ペースで増やすことを提案した。
午後3時に「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を発表する。原油安などを背景にした消費者物価指数(CPI)の低迷に加え輸出、生産に停滞感が広がるなか、2%の物価安定目標の達成に向けてどのような見通しを示すか注目だ。午後3時30分から黒田東彦総裁が記者会見し、経済・物価の見通しについて説明する。〔日経QUICKニュース(NQN)〕