【ヤンゴン=松井基一】ミャンマー連邦選挙管理委員会は11日午前、8日投開票が実施された総選挙で下院選挙区に立候補していた、最大野党、国民民主連盟(NLD)のアウン・サン・スー・チー党首が当選したと発表した。
スー・チー氏は2012年春の補欠選挙にヤンゴン南郊のコームー選挙区から出馬して初当選し、国政に参画した。今回の総選挙でも同じコームーから出馬していた。NLDは10日夜、日本経済新聞などに対して独自集計で、改選議席の8割以上を獲得したことを明らかにしている。
NLDは、上下両院で議席の4分の1を占める非改選の軍人議員の議席を含めた全664議席でも、過半数を占めるのがほぼ確実な情勢。NLDが初めて政権を樹立する公算が大きい。