気象庁は11日までに、太平洋赤道域の海面水温が南米ペルー沖で高まるエルニーニョ現象が継続し、来春にかけて続く可能性が高いとの監視速報を発表した。
影響で東日本や西日本ではこの冬、平年より気温が高い「暖冬」になるとみられる。北日本は影響が少なく、平年並みの寒さになる見込み。
ペルー沖の監視海域の海面水温は10月、27.6度だった。過去30年間の平均値との差は2.7度で、拡大傾向が続いている。
10月も地球規模で影響があり、国内では広範囲で日照時間が多く少雨になった。海外では南米北西部やインドが高温に、インドネシアやオーストラリアから南太平洋西部にかけては少雨になった。〔共同〕