公認会計士・監査審査会は13日、2015年の公認会計士試験の結果を発表した。受験者は1万180人で前年と比べて6.3%減った。06年の新試験制度の導入以降、過去最低を更新した。試験制度の変更で合格者を大幅に増やした結果、就職できない人があふれた影響が出ていることが受験者減の一因とされる。
受験者数は10年の2万5648人をピークに年々減少している。ただ年代別では25歳未満の受験者数が5年ぶりに増えた。合格者数は前年比4.6%減の1051人で8年連続で減少。合格率は0.2ポイント増えて10.3%。4年連続で上昇している。