東芝(6502)の米原発子会社ウエスチングハウス(WH)のダニエル・ロデリック社長は27日、過去のWH単体が実施した減損損失などに関する説明会で「原子力を求める需要は高まっている。今後10年で50基の原発需要がある」と今後の事業の成長性を強調した。
ロデリック社長は「気候変動に立ち向かうために米政府も原子力の必要性を認識している」と説明。現在WHは8基の発電所を建設しているが、新興国でも「インドや中国でも需要が高まる」とした。
東日本大震災の影響などで新規の原発建設が滞っているとされるが、ロデリック社長は「燃料・サービスの提供で信頼を高めてきた。将来にもこうした信頼がつながって事業を拡大できる」とした。〔日経QUICKニュース(NQN)〕