山東省の済寧都市内環高架橋快速道路の回転橋2基が17日、同時に予定された位置への回転架設に成功した。この2基の橋では、国内の橋の建設で初めて「5G+組立」方式が採用された。科技日報が伝えた。
中国鉄路二十二局集団済寧快速道路第12区間プロジェクト責任者の袁子華氏によると、済寧都市内環高架橋のT型回転橋桁2基のメインスパンはいずれも116メートルで、メイン橋脚台は新兗鉄道の南北両側にそれぞれ位置する。
新兗鉄道は既存の複線電気化旅客・貨物鉄道で、平均で15分ごとに列車1本が通過し、「2基の回転架設橋の重さはいずれも1万3000トンで、列車が通らないタイミングに2基同時に新兗鉄道を跨ぐようにして回転架設を行うため、施工のリスクが非常に高い」という。限られた時間内に安全かつ同じペースで同時に正確に回転させるため、プロジェクト部は合理的な施工プランを策定し、シミュレーションを繰り返した。彼らは5G通信技術を特別に採用して通話と指令を保障し、1秒もずれない回転架設連結を実現した。
全長41キロメートルの済寧中心市街地内環高架橋快速道路は片側3車線で、設計上の時速は80キロメートル。年内に本線が開通する見通しとなっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月23日