麻生太郎副総理・財務・金融相は27日の臨時閣議後の記者会見で、2016年度の予算編成の基本方針が閣議決定したことに関連し、「経済再生と財政健全化を両立させ、(経済・財政再生計画の)初年度にふさわしいメリハリの付いた予算になるように対応したい」と語った。
来年度は2020年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)黒字化に向け「一般歳出の水準を計画していく初年度だから、1番重要だ」との考えを述べた。「徹底した歳出改革をする」とした上で、安倍政権の掲げる「一億総活躍社会」実現や環太平洋経済連携協定(TPP)関連の国内対策についても力点を置くとした。〔日経QUICKニュース(NQN)〕