自民党大阪府連は30日、国会議員や地方議員を集めた全体会議を大阪市内で開き、大阪府知事・市長のダブル選で同党推薦候補が大敗したことを受け、「府連再生本部」を12月中に設置することを決めた。府連の活動や過去の選挙結果を検証して提言書をまとめ、来夏の参院選に向けて組織の立て直しを図る。
会議では執行部の責任を問う声も上がったが、府連会長の中山泰秀衆院議員は会議終了後、「大阪の自民党の改革にしっかり取り組んでいきたい」と辞任を否定した。
府連は再生本部と合わせ、有識者を交えて中長期的な政策について議論する「政策構想委員会」も設置する。また、有権者と意見交換するための集会を府内で開催する機会を設けるほか、メディアやインターネットを通じた情報発信の強化を図る方針も確認した。