馳浩文部科学相は2日、原子力規制委員会から運営体制見直しの勧告を受けた高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県)を視察した。もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構を所管する馳文科相は視察に先立ち、西川一誠福井県知事と会談。地元の意見も聞いたうえで運営主体のあり方について検討を進める考えを伝えた。
文科省は12月中旬にも専門家会合を立ち上げて作業を進める。馳文科相は「地元自治体から意見聴取する機会をもうけたい」と述べた。
その後、原子炉や中央制御室での作業の様子などを視察した。午後には、もんじゅが立地する敦賀市の渕上隆信市長を訪ね、現状を報告する。