【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)が10日発表した7~9月期の資金循環統計によると、同期末の家計の純資産残高(季節調整前)は約85兆1815億ドル(約1京350兆円)だった。前期比で1.4%減り、4年ぶりのマイナス。夏場の株式の値下がりが響いたとみられる。
家計の純資産は、不動産や預金、株式などを含めた資産から住宅ローンやクレジットカードの利用残高などの負債を引いた数字。7~9月期の資産額は99兆5500億ドルで、前期比1.1%減。負債額は14兆3684億ドルで、前期比0.5%増えた。