ホンダ系自動車部品メーカーのケーヒンは14日、国内外で400人程度の早期退職者を募集すると発表した。46歳以上の正規従業員が対象で全体の約１割にあたる。生産拠点を海外に移してきたこともあり、同社の国内生産量は2016年３月期には13年３月期比で約４割減る見通し。人員削減で事業の立て直しを進める。

募集期間は16年１月11～22日。退職日は２月29日と３月31日を予定する。希望者には再就職を支援する。11月末に稼働したハイブリッド車（ＨＶ）向け部品製造ラインなどへの配置転換も50人規模で実施する。同社の国内単体での営業損益は12年３月以降は赤字基調が続いている。