【ワシントン=川合智之】オバマ米大統領は18日、ホワイトハウスで年内最後の記者会見を開き、米カリフォルニア州の銃乱射事件を受け「一匹おおかみ型の企てを検知するのは極めて難しい」と述べ、テロに警戒を怠らないよう米国民に呼びかけた。
過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦については「進展している」と述べた。シリア情勢の打開のため「アサド政権は退陣しなければならない」と指摘したが、具体策には言及しなかった。
オバマ氏は会見後、休暇のため家族とハワイ州ホノルルへ専用機で向かった。途中で米カリフォルニア州に立ち寄り、銃乱射事件の犠牲者と面会。休暇は来年1月3日まで。