南海トラフ地震などによる津波や土砂災害などの被災地での救助活動を想定した「津波・浸水域訓練施設」が全国で初めて岡山市に完成し、21日に落成式が開かれた。各地の消防本部や消防局に配備されている水陸両用バギーの操縦訓練コースも整備された。
水陸両用バギーは全国17の消防本部・消防局に配備されており、昨年8月に起きた広島土砂災害で各地の消防から派遣された緊急消防援助隊も活用した。施設は消防大学校が設計・監修、敷地に隣接する川からの救助活動訓練もできる。
当面は岡山市消防局が訓練に使用。全国の消防からの要請に応じ、施設を貸し出す計画だ。〔共同〕