日本フランチャイズチェーン協会(東京・港)が21日発表した11月のコンビニエンスストア既存店売上高(速報値)は、前年同月比0.9%増の7607億円だった。8カ月連続で前年実績を上回った。引き続きいれたてコーヒーをはじめとするカウンター商材や調理麺などが好調に推移。客単価が伸び、雨による来店客数の減少を補った。
来店客1人当たりの平均購入金額は1.3%増の596.9円と8カ月連続のプラスだった。商品分野別にみると、カウンター商材や弁当などの日配食品は2.6%増だった。調理麺やデザートの品ぞろえ充実が寄与しているという。菓子類やアルコール飲料など加工食品は0.8%増、各種チケットなどを扱うサービスは8.0%増だった。一度に買う商品数の増加も客単価を押し上げている。
一方、来店客数は0.5%減と2カ月ぶりに減少した。降水量が多めで日照時間も少なかったため。〔日経QUICKニュース(NQN)〕