三菱商事(8058)とローソン(2651)は25日、共同で家庭向け電力小売事業に参入すると発表した。コンビニエンスストアが同分野を手がけるのは初めて。首都圏を中心に来年2月から予約受け付けを始め、4月から電力を供給する。ローソンが関東にある約4000店などを通じてサービスを告知。共通ポイントカード「Ponta(ポンタ)」も利用料金に応じて付与する。
両社は事業会社としてMCリテールエナジー(東京・港)を三菱商が84%、ローソンが残り16%を出資して立ち上げた。新会社は小売電気事業者の登録申請を済ませた。三菱商とローソンだけでなく、来年4月の電力小売り全面自由化を前に、ガス会社など異業種が電力市場に参入する体制を整えている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕