【ニューヨーク=共同】米中西部オハイオ州クリーブランドで昨年11月、エアガンを持っていた黒人少年(当時12)が警官に射殺された事件で、同州の大陪審は28日、発砲した警官と、現場に駆け付けた同僚を不起訴にしたと発表した。「人的ミス」で刑事責任は問えないと結論付けた。
エアガンと本物の拳銃を見分けるのは困難で、警官が「生命の危険を感じる理由はあった」と指摘。銃のようなものを所持した少年がいると通報した人物は「恐らく子どもで偽物の銃を持っている」と伝えたが、情報が共有されていなかった。
事件は昨年11月22日、クリーブランドのレクリエーション施設で発生。撃たれた少年は翌日、死亡した。AP通信によると発砲した警官は白人。