30日午前の東京外国為替市場で円相場は反落した。12時時点では1ドル=120円48~51銭と前日17時時点に比べ12銭の円安・ドル高水準で推移している。前日の米原油先物相場や欧米株式相場が上昇し、きょうの日経平均株価も取引時間中として4営業日ぶりに1万9000円台に乗せるなど堅調に推移したため、投資家のリスク回避姿勢の後退を映した円売り・ドル買いが優勢だった。ただ、年末で国内の市場参加者が少なく、主要な経済指標の発表も予定されていないため、売り一巡後の円相場は小動きが続いた。
9~12時の円の安値は120円58銭近辺、高値は120円48銭近辺で、値幅は10銭程度だった。
円は対ユーロで続伸した。12時時点では1ユーロ=131円64~66銭と同45銭の円高・ユーロ安水準で推移している。対ドルでのユーロ安が対円に波及した。
ユーロは対ドルで反落した。12時時点では1ユーロ=1.0924~27ドルと同0.0050ドルのユーロ安・ドル高水準で推移している。前日のニューヨーク市場のユーロ安・ドル高基調を引き継いだが、東京市場では動意に乏しい展開となっている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕