仁坂吉伸和歌山県知事は4日、「大きな津波の観測があった」との緊急速報メールが1日午後、県全域の携帯電話利用者に誤配信された問題に関し「正月の平穏を破り、大変な迷惑をかけてしまった」と陳謝した。
誤配信は観測システムに2016年分の潮の満ち引きのデータを職員が入力し忘れ、潮位変化を津波と認識したことが原因。知事は県庁で記者団の取材に「初歩的なミスだった」と釈明した。
約1時間後に誤報だったと発表するまで、さらにもう1回誤ったメールが配信されたことについては「問い合わせなどの対応に追われシステムを切り忘れた。反省材料だ」と語った。〔共同〕