【上海=土居倫之】中国メディアの財新と英マークイットが4日発表した中国の2015年12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.2となった。前月から0.4ポイント悪化し、3カ月ぶりの低水準となった。過剰設備を背景に製造業の景況感が悪化していることを反映した。
好不況の判断の境目となる50を10カ月連続で下回った。財新智庫の何帆チーフエコノミストは「経済の下押し圧力が強まっており、追加の政策支援が必要となっている」とのコメントを発表した。
財新とマークイットは昨年10月から速報値の発表を中止し、確報値に一本化している。