最新の研究報告書「中国スマートカーによる科学技術強国の道」によると、スマートカーは中国製造業のモデル転換・高度化の媒体になるという。新たな科学技術革命がグローバル製造業を広がり、深さとスピードがかつてないほど高まったモデル転換・高度化の周期へと進ませており、またこれによってグローバル経済と科学技術競争の全体的な構造が変わることになるという。中国新聞網が伝えた。
同報告書は、「先進的製造の戦略的な高みに立つために、各主要工業強国はスマート製造に向かう製造業のモデル転換・高度化の国家戦略を相次いで打ち出しており、中国は工業化と情報化の深い融合を通じて、持続的に『質を高め効果を高め』、最終的に『スマート製造』にたどり着き、製造強国を建設するために努力している」としている。
同報告書は、「自動車産業は民間工業を集大成したものであり、まさに中国が工業化と情報化の深い融合と製造業のモデル転換・高度化を達成するための突破口だ。またスマートカーは自動車製品がネットワーク化、スマート化へと進化するトレンドを示しており、人々により安全で、より省エネで、より環境保護に配慮した、より便利で迅速、自由な移動手段と総合的ソリューションを提供することが可能だ。その意義は自動車製品と自動車技術の高度化にあるだけでなく、自動車産業と関連産業の全業態、バリューチェーンシステムの再構築の重要な構成要素となる可能性があり、それによって人類社会が全面的スマート化の新時代へと進むのを後押しすることになる。だからこそ、スマートカーは中国の自動車製造業と製造業全体のモデル転換・高度化の最良の媒体になるだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年12月30日