北朝鮮の核実験を受け、与野党は非難の声を上げた。

自民党は６日夕、北朝鮮核実験問題対策本部を立ち上げた。本部長の谷垣禎一幹事長は「北東アジアの平和と安全への挑戦だ。断固たる対応をとる必要がある」と強調した。同党は北朝鮮を非難する国会決議の採択を野党に呼びかける。「拉致問題で具体的な進展がない。我が国独自の対北朝鮮措置の徹底を図るべきだ」との声明も出した。

民主党の岡田克也代表は「安保理非常任理事国としてリーダーシップを発揮するように政府に強く求める」との談話を発表した。共産党の志位和夫委員長は「北朝鮮に核兵器を放棄させるための実効ある措置を強く求める」と指摘。維新の党の松野頼久代表は「新たな制裁決議の取りまとめに早急に取り組むように求める」とコメントした。