日本産業機械工業会(東京・港)が13日発表した2015年11月の産業機械受注額は前年同月比3%増の3096億円で2カ月連続で増加した。製造業、非製造業向けともに好調な内需がけん引した。
内需は22%増の2088億円と2カ月連続で前年同月を上回った。製造業向けが24%増、非製造業向けが32%増となったのに加え、官公需向けや代理店向けも伸びた。機種別動向でも12機種中7機種が増加し、化学機械で化学工業向けの受注額が大幅増となったことなどが寄与した。
外需は22%減の1007億円で2カ月ぶりに減った。機種別で12機種中9機種が減少し、金額のウエートの大きいボイラー・原動機で大型案件のあった昨年の反動もありアジアや北米向けの輸出が振るわなかったことが響いた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕