埼玉県と長野県で幼児が親の乗用車に誤ってひかれる事故が相次いだ。
17日午後0時45分ごろ、埼玉県川口市朝日の会社員の男性(41)宅前の私道で、男性が運転する乗用車が、前方にいた長女(1)を誤ってはねた。長女は搬送先の病院で死亡が確認された。
川口署によると、男性は外出するため、自宅横の駐車スペースから車を出すところだった。「妻が玄関先に戻ったので、娘も一緒に行ったと思った。気付かなかった」と話しているという。
一方、17日午前10時半ごろ、長野県東御市八重原の介護士の男性(38)が、自宅の車庫から乗用車でバックしている最中に三女(2)をひいた。三女は病院に運ばれたが、頭を強く打っており死亡が確認された。
上田署によると、男性は「後ろに娘がいることに気付かずひいてしまった」と話している。事故当時は家族で外出しようとしていたという。〔共同〕