【ロサンゼルス=共同】ボクシングの世界主要4団体で6階級制覇したマニー・パッキャオ(37)=フィリピン=が19日、ロサンゼルス郊外ビバリーヒルズで記者会見し「この試合後にグローブをつるすのを幸せに思う。後悔はない」と話し、4月9日の試合を最後に引退することを表明した。AP通信が報じた。
最終戦は過去1勝1敗のティモシー・ブラッドリー(米国)と米ラスベガスで闘う。貧しい農家の出身から英雄の地位を築いたパッキャオは、昨年5月に「世紀の対決」でフロイド・メイウェザー(米国)に判定負けした。「家族を助けたいと思ってボクシングを始めた。今度は自分の国を助けたい」と、引退後は母国での議員活動に専念する方針を示した。