昨年10月に右股関節の手術を受けてリハビリ中の巨人の杉内俊哉投手が22日、鹿児島県薩摩川内市で練習を公開し、後半戦からの復帰に向けて意欲をのぞかせた。「すごく順調に来ている。あと8勝で150勝。そこを目指してやっていきたい」と目標を立てた。
長年、抱えていた股関節の痛みが消え「術前と比べると天と地の差がある。投げていて楽しい」と明るい表情で話した。約40メートルの距離まで伸ばして行ったキャッチボールでは、スムーズに右脚を踏み出した。
手術後は車いすや松葉づえでの生活が続き「筋力が落ちている」と体幹などを入念に鍛えた。ランニングは2月のキャンプイン後に再開する見込み。良好な回復に練習メニューの強度をさらに上げることもできるが「焦り過ぎると(痛みが再発して)ゼロからのスタートになる。焦ってはいるけれど、ゆっくり」と我慢していた。〔共同〕