【バンコク=共同】タイ保健省は24日、タイに滞在中のオマーン人の男性(71)が中東呼吸器症候群(MERS)に感染しているのが確認されたと発表した。首都バンコクに隣接するノンタブリ県の医療施設で隔離治療を受けている。容体は安定しているという。
保健省によると、男性はオマーンで体調を崩し、今月22日にタイに入国。病院での検査で陽性反応が出て、23日にノンタブリ県の医療施設に搬送された。一緒に行動していた息子も隔離されている。
タイでは昨年6月にも、別のオマーン人男性のMERS感染が確認されたが、治療を受けて回復。保健省は翌7月に制圧を宣言していた。