財務省は27日、全国財務局長会議で1月の経済情勢報告をまとめた。大岡敏孝財務政務官は全国の景況感について「一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復している」と述べ、昨年10月の前回から判断を据え置いた。前回は「生産など一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復している」としていた。
大岡政務官が麻生太郎財務相のあいさつ文を代読した。世界的な株式市場の変動を念頭に「地域経済のきめ細かな把握と経済界などとの意見交換を引き続きしっかりやってほしい」とも指摘した。
政府は「介護離職ゼロ」に向けて国有地を低い賃料で介護事業者に貸し出す方針であることを踏まえ、国有地を管理する地方財務局に対して「積極的に取り組んでほしい」と指示した。