オリックスの糸井嘉男外野手が27日、東京都内のジムで自主トレーニングを報道陣に公開した。傾斜のあるマシン上でのランニングなどに励んだ34歳のベテランは「体は最高にいい状態。去年はチームも自分もふがいないシーズンだったので、ことしは払拭して優勝を目指して頑張りたい」と巻き返しを期した。
2014年まで6年続けて打率3割台だった好打者が、昨季は2割6分2厘。オフには故障に悩まされていた左膝の改善を図り、自身から採取した血小板を使って組織の修復や再生を図るPRP注射と呼ばれる治療を受けた。清原和博さんも師事したケビン山崎氏のジムで体幹部を鍛えており「膝に負担がかかる使い方をしていると言われたので(骨盤を支える)腸腰筋やお尻の使い方を習っている」と話した。〔共同〕