麻生太郎財務・金融相は22日午前の衆院予算委員会で、株式市場の動向について「株価は先行指標であって、(経済の)実態を確実に示しているかどうかはわからない」と語った。日銀によるマイナス金利政策の導入の影響については「戦後初めてなので(市場が)右往左往するのはやむを得ないと思うが、もう少し時間をかけてゆっくりみてしかるべきものだ」との見方を示した。
麻生財務相は現在の日本経済の状況について「カネがないのではなく、需要がないのが一番の問題」とし、「金融政策に限界があることははなからわかっている話しだ」と述べた。民主党の鈴木克昌氏の質問に答えた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕