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オバマ大統領演説「甘言」 カストロ前議長が批判

作者:佚名  来源:nikkei.com   更新:2016-3-29 9:20:29  点击:  切换到繁體中文

 

【サンパウロ=宮本英威】キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長は27日付の共産党機関紙グランマ(電子版)に寄稿し、オバマ米大統領がハバナで実施した演説について「甘言だ」と批判した。米大統領として88年ぶりにキューバを訪問したオバマ氏について、カストロ前議長の反応が明らかになるのは初めて。


寄稿文の題は「兄弟オバマ」。オバマ氏が演説で「過去を忘れ、未来を見よう」と述べたことについて、カストロ氏は「我々みんなが心臓発作になるリスクがあった」と皮肉った。


カストロ氏は、米国が半世紀以上にわたり経済封鎖を続けている点を改めて批判。米国が支援した1961年の反体制派による武力侵攻については「決して正当化させない」と指摘した。


教育や医療の無償化といったキューバ革命の成果を強調して「この国が栄光と権利を放棄するという幻想を描くべきではない」とも言及した。「我々は食料も物資も必要なものは自ら生産できる。帝国(米国)からの施しは何も必要としていない」とも指摘した。



 

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