インターネットで見知らぬ人と交流できる「コミュニティーサイト」を利用して、昨年事件に巻き込まれた18歳未満の少年・少女は1652人で、前年より231人多く、記録が残る2008年以降で最多だった。有害サイトへのアクセスを制限する「フィルタリング機能」を利用しなかったケースが目立った。警察庁が14日発表した。
被害者の96%は女子。年齢別では、16歳451人▽17歳386人▽15歳315人▽14歳274人――と、14~17歳が86%を占めた。13歳以下は226人で、10歳の少女も4人被害に遭っていた。
サイトへのアクセス手段はスマートフォンが1427人で86%。3年で約9倍になった。フィルタリング機能の利用の有無が確認できた764人のうち、95%は使っていなかったという。