昨秋に起きたパリ同時テロで最大の犠牲者が出たコンサートホール「ルバタクラン」は13日、遅くとも11月には営業を再開すると発表した。内部の配置などは変えずに改装を進め、「誰もが楽しめる場所であり続けたい」という。
特集:パリ同時多発テロ
ツイッターで、「犠牲者への思いを忘れることはない」としつつ、再開を表明した。英ロック歌手、ピート・ドハーティーのコンサート(11月16日)などを予定しており、今月14日から順次チケットを発売する。正式な再開日は明らかにしていないが、昨年11月13日のテロからほぼ1年での再起となりそうだ。
パリ同時テロでは、サッカー場、カフェやレストランなどが次々に狙われ、計130人が犠牲になった。ルバタクランは、米ロックバンドの演奏中に襲撃され観客ら90人が命を落とした。(パリ=青田秀樹)