倒壊した家屋の前で座り込む人たち=14日午後11時23分、熊本県益城町、福岡亜純撮影
揺れが大きかった熊本県益城町、熊本市をヘリコプターで上空から見た。益城町は停電のためか、住宅がある辺りも真っ暗で、車両のヘッドライトとテールランプが道路に連なるように見えた。地上付近からは白煙が上がっているのも確認できた。周辺では数十台の消防車両が活動していた。
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JR熊本駅の南では九州新幹線の6両編成の車両が停車していた。車体の損傷は見えなかったが、前方と後方の複数の車両がずれていて、脱線している様子がうかがえた。車内の電気はついていたが、15日午前0時10分ごろに消えた。周囲では懐中電灯を持つ作業員の姿も見えた。
熊本市内ではあちこちの学校の校庭やグラウンドに人が集まっている様子が見えた。同市中央区の校庭では、30枚以上のブルーシートが広げられ、100人ほどの人たちが身を寄せ合っていた。(井上怜)