成田空港で17日夜、格安航空会社(LCC)バニラ・エアが、台北から到着した104便の乗客159人を誤って国内線の到着口に誘導し、入国手続きを済ませないまま乗客が入国するトラブルがあった。18日朝の時点で、47人が入国手続きをしていないという。
同社によると、104便は、成田空港周辺の強風のため、いったん給油のため中部国際空港に着陸した。成田空港には午後9時45分ごろ到着したが、中部を経由していたため、乗客を到着口まで運ぶバス運転手が、国内線の乗客だと勘違いし、国内線用の到着口で乗客を降ろしたという。
午後10時すぎに、出国ロビーの同社カウンターに乗客から「入国手続きをしていない」と申し出があり、発覚した。その時点で到着口付近に残っていた112人については、国際線到着口に誘導し、入国手続きをしてもらったが、47人はすでに現場からいなくなっていた。
47人のうち多くが日本人で、外国人は10人未満という。同社は、チケット購入時に登録してもらった携帯電話番号に連絡を続け、手続きを呼び掛けるとしている。