同僚の医師や看護師らに見送られながら被災地に向かう名古屋第二赤十字病院災害派遣医療チームのメンバーら=18日午前7時27分、名古屋市昭和区、小川智撮影
熊本県を中心とした地震で、被災地の医療を支援するため、愛知、岐阜両県の計20病院から災害派遣医療チーム(DMAT)が派遣されることが決まり、18日朝、名古屋第二赤十字病院(名古屋市昭和区)から医師や看護師ら5人が出発した。
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医師の神原淳一さん(35)は「不安な気持ちでいる被災地の方々に配慮し、できることを精いっぱいやっていきたい」と話し、車に乗り込んだ。
愛知県は15、岐阜県は5の災害拠点病院がそれぞれ1チームを被災地に派遣し、20日まで医療支援にあたる。愛知県の豊橋市民病院など一部は18日朝、すでに九州入りしたという。
DMAT事務局(東京)によると、震度7が観測された14日夜の地震直後に九州に、16日には近畿、中国などの各県に派遣を依頼。今回は第三次で、中部や関東などから派遣される。