18日に入札期限を迎えた米ヤフーのネット事業などの売却について19日、同社幹部は「関心のある買い手とは話し合いを続けている」とだけ述べ、入札をした企業名などの詳細は明らかにしなかった。2016年1~3月期決算の電話会見で質問に答えた。
入札者や決定の時期などについての質問に、マリッサ・メイヤー最高経営責任者は、「時間的な見通しや入札内容についてはコメントしない。理解してほしい」とだけ述べた。
アナリストからは、米ヤフーが保有する35・5%の日本のヤフー株についても質問が相次いだ。米ヤフーは日本のヤフーから毎年売上高の3%のライセンス使用料を受け取っており、これは買収されても続く契約だ。このため成長を続けるヤフーの株式の行方ににわかに注目が集まっている。