夏場所の新番付表を手に笑顔を見せる新関脇の勢=東京都墨田区の国技館
大相撲夏場所(5月8日初日、東京・国技館)の新番付が25日に発表され、勢と琴勇輝が新関脇に、魁聖はブラジル出身として初の新小結に昇進した。
どすこいタイムズ
勢は東前頭4枚目で臨んだ先場所で10勝。2場所ぶりの三役復帰に、「素直にうれしいです」と笑顔を見せながらも「関脇昇進で終わりではない。ここで結果を出さないと」。長く付け人をしていた錦木が新入幕を果たしたことを「取組を見てぼくも頑張ろうという気持ちになる。良い関係ができている」と喜んだ。
琴勇輝は香川県出身としては1960年名古屋場所の若三杉以来、戦後3人目の新関脇となった。先場所は12勝で初の殊勲賞。「前に出ることを徹底して自分の相撲を取れるようになった。今場所は今場所と切り替えて、何も考えずに自分の相撲をしたい」。魁聖は昨夏に40歳で引退した先輩の旭天鵬を引き合いに出し、「40歳前までできればやりたい」と語った。