稀勢の里(右)ははたき込みで琴勇輝を破る=小川智撮影
(17日、大相撲名古屋場所)
稀勢の里は髪を直しながらも厳しい表情を崩さなかった。「冷静? いいんじゃあないですか」。元々、口数は少ない。だが、納得いかない内容に、聞き取れないくらい声が小さかった。
どすこいタイムズ
明らかに立ち遅れた。ここまで全敗の琴勇輝に踏み込まれ、押し込まれた。何とか俵伝いに左に回り込んだが、冷や汗。相手が好調なら、土俵の外まで運ばれてもおかしくなかった。
生命線の左がこの日も不発。差すことも、押っ付けも出来なかった。こうなるとリズムが狂う。敗れた栃煌山戦、差し違えで勝った妙義龍戦もそうだった。
八角理事長(元横綱北勝海)が…