右ひざにサポーターを着けて稽古に励む栃ノ心=6月30日、愛知県春日井市
大相撲名古屋場所(10日初日、愛知県体育館)で自己最高位の西関脇に座るジョージア出身の栃ノ心(28)=春日野部屋=は、ひざの大けがで一時は西幕下55枚目まで落ちていた。小結経験者が幕下に落ちてから新関脇になるという「V字復活」は、日本相撲協会に記録が残る昭和元年以降、初めてのことだ。角界きっての力自慢は、「まずは8番。そして一つでも多く勝ちたい」という目標を掲げている。
どすこいタイムズ
けがをしたのは西前頭11枚目だった2013年名古屋場所の5日目。相手を力任せに持ち上げたとき、右ひざ前十字靱帯(じんたい)を断裂。翌日から休場し、その後の3場所は全休した。
「けがの間は酒で気分を晴らした」。2度の手術を経験し、入院中には約20キロ太った。
食事を千切りキャベツやリンゴ…