舞台から熊本への支援を呼びかける左から行定勲監督、橋本愛さん、高良健吾さん、柴田隆浩さん
東京都新宿区のテアトル新宿で25日夜、熊本出身の行定勲監督の呼びかけによる、チャリティー上映会が開かれた。行定監督が昨年10月、熊本で撮影した39分の短編映画「うつくしいひと」が上映され、約250人の観客が見入った。
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この映画は、熊本県にゆかりのある俳優や著名人、地域活性化に取り組む人らが加わった「くまもと映画製作実行委員会」が手がけた。県内を舞台に製作され、熊本県も資金面などで協力している。
今月15日に熊本入りし、翌日未明の本震に遭ったという行定監督は会場で会見。「この数日間、熊本がどうなっていくのか考えていた。『うつくしいひと』は熊本県民の税金も使い、熊本のすばらしさを伝えるために作った映画。県民への恩返しとして、この映画を上映して義援金に回す方法があるじゃないかと思った」と語った。