電通の名刺をもじって地主さんが作った「dentwo」の名刺=『インスタント リア充』から
『インスタント リア充 人生に「いいね!」をつける21の方法』を出したライターの地主恵亮さんに執筆の動機などを聞いた。
ソーシャル積ん読、ノールックライク…FBの虚栄心笑え
「上司が友達申請、SNS陳腐化」社会学者の濱野智史氏
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――『妄想彼女』(2014年、鉄人社)、『インスタント リア充』(15年、扶桑社)は、どちらもSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)におけるリア充の行動様式を笑いにくるみつつ、批評しています。はじめに、本を書いた動機を教えてください。
「僕はリア充をうらやましいなとは思っているんです。『友達とフェスきた、海きた、ワー』なんて写真、僕は恥ずかしがり屋で絶対に撮れないし、撮ったとしてもSNSにあげられない。それができる人たちのことをリア充と呼ぶのだろうし、うらやましいですよね。よくやるよな、という意味も含めてですけど」